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体が活用できるミネラルを摂りましよう

前にお話ししましたように、ミネラルは私たちの体にとって必要不可欠なものであり、どんなにほかの栄養素を摂ったとしても、ミネラルがなければそれを消化・吸収して、体のために使うことはできません。しかも、それはイオン化されたミネラルでなければなりません。食べ物や水など、体に必要な物質は通常、口から入り、咀嚼運動で細かくされ、咽頭から食道を通って胃に行き、そこでさらに細かく分解され、小腸へと運ばれます。小腸ではさらに低分子に分解され、その大部分が吸収されることになり、大腸では、小腸内で消化できずに送り込まれた一部の物質が腸内細菌によって分解(細菌性消化)され、水分は吸収され、消化産物(残いりかす)は体外に排出されます。栄養素が吸収されるということは、つまり(主に)小腸壁の細胞に栄養素が吸収されるということで、もっと具体的にいうならミネラルイオンと一緒にくっついて、イオンチャンネルを通っていくということなのです。毎日の食事で私たちが摂っているミネラルやその他栄養素に、イオンの状態のものはほとんどありません。それが吸収できているのは、体内におけるさまざまな要素、例えば腸内発酵によってミネラルがイオン化したり、栄養素がミネラルイオンと結合したりしているからです。しかしながら、イオン化されないミネラルや、ミネラルイオンと結合できない栄養素は約9割にも及び、それらは体外に排出されてしまいます。例えば、カルシウムは最もイオン化しにくく、吸収性の悪いミネラルの一つですが、そのカルシウムの望ましい摂取量は日本の場合成人で1日当たり600〜1000mgとされており、これは人体が実際に必要な量の10倍です。つまり、安全率を見込んでいるとはいえ、その吸収率は1割ということなのです。こうしたことを考えると、やはり飲み水や調理の水にイオン化されたミネラルを添加して使用するなど、積極的な対策が望まれます。
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