駅から五〇〇メートル以内なら、原則として、日本国中どこでも時間貸駐車場(コインパーキング)は成立する。それを狙えば、タイムズ・パーキングのFC展開は容易であろう。余談になるが、観光地のデータをとるため一九九四年夏、江ノ島で実験的に時間貸駐車場を開設したという。「江ノ島で常設のところが五台分あります。この経営はトントン。そこで、有人管理で三〇台分の駐車場を夏だけやってみました。観光地、シーズン稼働のある場所で、どのくらいの実績があがるか試してみたわけです。なかなかうまくいきませんね。季節だけの係員では、こちらの意思がうまく伝わらないのです」FC展開をする場合、もっともむずかしいのが、本部の意思を徹底して末端まで伝えられるか否かである。これさえうまくいけば、ノウハウの供給が全国ネットで拡大するわけだから、時間貸駐車場(コインパーキング)のチェーン網は一気に拡大していく。加えて、駐車場ビジネスを産業という視点でとらえている専門家にとって、全国ネットワーク構築は、その先の仕事が非常にやりやすくなるメリットをもつ。「できれば、地方でタイムズ・パーキングをやってみたいという方に集まっていただき、こちらで半年くらい研修を積んでもらうのがベストですね。その後、独立という形をとる。そうすれば、当社のシステム、ノウハウ、具体的な方針と、最終的な方向づけまで理解していただけるはずです」フランチャイズビジネスの一番むずかしいところだが、いかに本部の考えを伝達できるか、この点で多角経営をもくろむ地方の有力企業をいかに参入へとつなげるかが、成否の分かれ目になる。
株式会社ユアー・パーキングのコインパーキング
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