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古紙の紙以外の用途として建築材への応用を研究中

紙についても一九七八年の拙著「続・ごみ物語−ごみなし社会の創造」(省エネルギーセンター刊)で、コピーした紙からトナーを抜く脱トナー機の開発が必要であると提唱しましたが、最近その実用化が進められるようになっています。回収古紙のダブつきを解消するために、再生紙の使用の促進なども大切ですが、紙は紙にしか使えないという固定観念にとらわれない技術開発を進める必要もあります。その一つとして、私は建築用の外壁材や型枠のコンクリート骨材に泥状にした古紙を大量に使うことを提唱し、実用化試験が進んでいます。昔からの土壁には大量のわらが使われていて、それが壁全体を支え、強度を増していたのです。紙の繊維がコンクリートの強化に役立って、薄くて、丈夫で、軽くて、燃えない(酸素の供給が断たれるため)壁になるようです。そのようにもっと古紙の用途が広がりますと、回収古紙の価格も安定し、リサイクルが進むとみられます。