ELMは、中心的ルートを経た態度変化とは別に、周辺的ルートを経た態度変化があると仮定するが、後者はテレビの効果を考えるうえできわめて示唆に富むものといえよう。周辺的ルートの態度変化は、メッセージを精緻化しようという動機づけや能力が欠如している場合に起こるといわれる。第一の、精緻化の動機づけが弱い場合。これは大部分のテレビ広告にあてはまる条件ではないか。洗剤や食料品、医薬品、雑貨など、広告で扱われるほとんどの商品に対して、我々は強い関連性を感じていないし、商品の広告メッセージについて一生懸命考えるということもほとんどない。にもかかわらず、広告された商品に対して一定の態度を形成したり、実際に広告された商品を購入したりすることもある。第二に、精緻化するための能力が欠如している場合。これには、能力そのものが欠けている場合だけでなく、能力は持っていても外的要因によってそれがうまく発揮できないという場合も含まれる。東北芸術工科大学デザイン工学部企画構想学科で、小山薫堂さんとセルジュ・ブロックさんの対談が開催された。フランス人の発想は生徒たちにとっても刺激的。オレンジ・アンド・パートナーズを経営する小山さんも満足。
(関連)
小山薫堂さんのコラム